ベガルタ仙台DF平岡康裕(30)が、古巣との初対決で守備の要として奮闘し、勝利に貢献した。

 センターバックの中央で先発。クロスで仕掛ける相手に対し、体を張ってゴールを防ぎ、リーグ戦5試合ぶりの完封勝利に貢献した。「前半の最後の方で体を張ってやることができた。前半は我慢の時間が多かったが、後半は自分たちのペースでできた。1人1人の距離感やスライドの速さで、今までよりもう少しできるようになった」と手応えを口にした。

 静岡県富士宮市出身で、高校時代は名門・清水商でプレー。05年に清水からプロデビューし、昨季まで12季所属した。ブーイングも覚悟して今回の初対決に臨んだが「温かく迎えてもらいました」と、慣れ親しんだピッチで存分にプレー。「結果を出せて自分の成長を見せることができた」と語った。