ヴィッセル神戸は、ヴァンフォーレ甲府の堅い守備を崩すことができずホームで3連敗を喫し、7位に順位を落とした。

 試合を優位に進めたが、ゴールが遠かった。前半38分にカウンターから失点。相手の3倍近いシュート19本を放つも、引いて守る甲府の堅守に阻まれた。

 ネルシーニョ監督(66)は「ミスを待って、守りながらカウンターをするという相手の狙いは分かっていたけれど、失点してしまった。フィニッシュ(ゴール)まで持っていけなかった」と肩を落とした。4本のシュートを打ったMF松下佳貴(23)は「シュートのチャンスはあったけれど(自分たちの)ものにできなかった。(失点は)集中を切らせたわけじゃないけれど、一発で取られてしまった」と唇をかんだ。