U-20W杯韓国大会に選出された、ジュビロ磐田FW小川航基(19)が決勝点を挙げた。

 1-1の同点で迎えた後半41分、PKを右足でゴール正面に決めた。小川は「PKは自信を持って堂々と蹴った。外した時期もあったけど、それを乗り越えた。蹴らせてほしいといつも言っていて、チームも了承してくれているので感謝している」と、振り返った。

 前半はシュート0本と抑え込まれたが、前戦で体を張り続けた。PK獲得も、右サイドからのクロスを相手守備陣と空中で競り合った結果生まれた。流れたボールを処理しようとした、柏FW伊東純也が左手に当ててしまい、ペナルティーエリア内でのハンドの反則となった。

 3点を奪った前節FC東京戦に続く、ルヴァン杯2戦連続ゴールで計4得点とし、同杯の得点ランキングは依然として単独トップを守っている。「まだまだ個人の能力は低いと痛感している。もっとゴールに直結する動きをしないと」と、課題も感じている。だが、5月21日に南アフリカと初戦を行う、U-20W杯に向けて「世界を相手にどこまで通用するか。ワクワクで仕方ない。いい状態でU-20W杯を迎えたい」と、U-20日本代表にとって、頼もしいコメントも残した。さらなるレベルアップを狙っている。