川崎フロンターレがエースFW小林悠(29)のゴールなど、今季最多の3得点を挙げてアルビレックス新潟を下し、5戦ぶり白星を手にした。4月30日のC大阪戦で小林がPKを外し、チームも完敗。直後に開いた選手間ミーティングで、球際や戦う姿勢を再確認したことが奏功し、3得点無失点で快勝した。16強進出がかかる9日のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)のイースタン(香港)戦に弾みをつけた。

 今までのモヤモヤを吹き飛ばす快勝だった。後半5分。MF阿部のスルーパスに抜け出した小林が、右足を振り抜いてネットを揺らした。後半30分には、阿部のゴールをアシストして勝負あり。主力のMF中村が腰痛で欠場の中、川崎Fらしい鮮やかなパスワークで流れの中から挙げた3得点に「選手同士のイメージとパスが合った。いいコンビで得点できたのは大きい」と笑顔だった。