湘南ベルマーレDF杉岡大暉(18)が、11日からスタートするU-20(20歳以下)W杯韓国大会(20日開幕)日本代表合宿前最後の試合で、サポーターからチャント(応援歌)でエールを送られて、感謝のあいさつをした。

 杉岡は試合後、メンバー全員でのあいさつの後、1人でスタンドのサポーターに一礼した。「サポーターが送ってくれる意味で歌ってくれたので、あいさつしようと思って。曹さん(貴裁監督)からも背中をたたかれました。行ってきますの意味で、礼をしました」。

 この日は、前半から町田ゼルビアの攻勢に押し込まれる、苦しい展開が続いた。持ち味のダイナミックな攻めが上がりが見られたのは、後半になってからで同19分、37分には町田ゴールに肉薄して見せた。それでも曹監督からは、試合の最後にファウルをしたことに対して「あんな時に、あの時間帯にファウルするというのは、自分が二流のDFだと言っているようなものだ」と厳しい指摘を受けた。

 11日からのU-20代表合宿を前に、杉岡は「こちらで試合に出続けていることが評価され、代表に選んでいただいた。僕の選択は間違っていなかったと思う。(U-20W杯に)行くからには結果を残したい、戻ってきた時に、あいつは成長したなと言われるようなプレーをして帰ってきたい」と、曹監督に感謝しつつ、U-20W杯での活躍、成長を誓った。【村上幸将】