アルビレックス新潟は7日、成績不振のため三浦文丈監督(46)の休養を発表した。後任として元日本代表の呂比須ワグナー氏(48)と交渉を進めている。後任決定までは片渕浩一郎コーチ(42)が監督代行として指揮を執る。この日、クラブの中野幸夫社長は呂比須氏とは「前向きに交渉している」と説明した。10日のルヴァン杯セレッソ大阪戦、14日の浦和戦は「片渕体制で臨む」とし、浦和戦後をめどに同氏との交渉をまとめたい意向を示した。

 呂比須氏が監督を務めていたブラジル全国選手権2部パラナは5日に同氏から海外からのオファーを受けるため辞任の申し入れがあったと発表していた。

 呂比須氏は12年にG大阪の監督に就任予定だったが、S級ライセンスを保持していないため許可されず、代わって就任したヘッドコーチも、公式戦5戦全敗と成績不振で解任された。今回はブラジルでの指導歴から許可される見込み。中野社長は同氏に絞った理由を「ブラジル人と日本人の良さを引き出してくれる」と話した。