Jリーグは9日、4日のJ1浦和レッズ-鹿島アントラーズ戦(埼玉)で侮辱的な発言をした浦和DF森脇良太(31)に2試合の出場停止処分を科すと発表した。14日のアルビレックス新潟戦(デンカS)と20日の清水エスパルス戦(埼玉)が対象。4日の試合後、鹿島MF小笠原満男が同僚のブラジル人のレオ・シルバに対し、森脇が「くさい」と発言したと主張。両者は7日にJリーグの規律委員会から事情聴取を受けていた。

 ◆審判に対する侮辱的な発言以外での処分 最近では、4月29日の千葉戦でボールボーイを小突いて退場となった徳島DF馬渡に対し、2試合の出場停止処分が科された。15年には鹿島戦で競り合って倒れた金崎の頭部付近を踏み付けた鳥栖DFキム・ミンヒョクが「選手等に対する暴行・脅迫および一般大衆に対する挑発行為」などと判断され、4試合の出場停止処分となった。Jリーグからの処分は出ていないが、清水は3月18日の鹿島戦で相手選手に中指を立てる侮辱行為をしたDF角田に、1試合の出場自粛の処分と制裁金を科した。