浦和レッズが1次リーグF組を1位で通過した。1次リーグ最終戦となった、アウェーのFCソウル戦は0-1。前半38分にFCソウルのFW尹承円に先制されると、その後も相手に決定機を与える場面が相次いだ。攻撃では右足小指の骨折から約4カ月ぶりに公式戦に復帰したFW高木俊幸が、ミドルシュートで積極的にゴールを狙うなどしたが、最後まで1点が遠く、2敗目を喫した。

 浦和レッズは、試合前に既に16強入りを決めていた。この日は今季から加入したDF田村友、GK榎本哲也が移籍後初出場を果たすなど、4日のJ1鹿島戦から先発7人を替えて臨んでいた。敗れたものの、8強入りをかけて対戦する次の済州(韓国)戦へ、さまざまな選手に実戦の機会が与えられる形となった。

 勝ち点で並んでいた上海上港(中国)は、試合終了直前の後半44分にウエスタン・シドニー・ワンダラーズ(オーストラリア)に決勝点を許して敗れた。浦和と上海上港は、4勝2敗の勝ち点12で並んだが、直接対決のアウェーゴールの差で浦和が上回り、1位通過となった。