ベガルタ仙台は後半31分から途中出場したFWクリスラン(25)が終了間際に挙げた貴重な同点弾で、勝ち点を10に伸ばし、首位をキープした。

 前半13分に失点。その後も1点が遠いまま迎えた後半ロスタイム4分。DF永戸がグラウンダーのクロスからFW西村がシュート。相手DFに当たってゴール前にこぼれたボールをクリスランが左足で決めた。

 クリスランは「ビハインドで難しい状況だったが、最後まで諦めずに勝てるという思いを伝えようとした。ゴールを決められて良かった」と喜んだ。

 渡辺監督は「最後の粘りで追いつけたことは、非常に大きなこと」と選手をたたえた。クリスランについては「(クロスに対して)整理する前に決めてますから、もっと量産できる」とさらなる活躍を願った。