Jリーグは11日、ガンバ大阪のサポーターが4月16日のC大阪戦でナチス親衛隊(SS)のマークを連想させる応援旗を掲げた問題で、G大阪への処分としてけん責と制裁金200万円を科したと発表した。

 すでにG大阪は同27日に当該サポーターグループからの解散届を受理し、無期限入場禁止処分とすることや今後の対策も発表していたが、監視や啓発も不十分だったとした。裁定を下した村井チェアマンは「一定の危機管理はしていたが、結果的に事案が発生してしまった」と話した。

 リーグは(1)予防への啓発活動(2)スタジアムでの危機管理(3)問題発生時の迅速な対応(4)再発防止策-の4点の徹底を図り、この日の制裁発表直後に各クラブの運営担当者による緊急会議を開いた。