公式戦7戦未勝利の清水エスパルスが、静岡ダービー敗戦を糧にリーグ戦に臨む。11日、清水三保グラウンドでリーグ戦次節サガン鳥栖戦(14日・ホーム)に向けた練習の前、小林伸二監督(56)が、選手に「切り替えてリカバリーすれば、次につながる。チャレンジして(選手が)伸びればいい」と呼びかけた。

 10日のルヴァン杯1次リーグ、ジュビロ磐田戦(アイスタ)は、2-4で敗戦。一夜明け、約30分間のミーティングで、磐田戦を映像で振り返った。そして、指揮官は修正するポイントに加え、良かった点も伝えていた。

 リーグ戦は最近の4戦で3分け1敗と、苦しみながら勝ち点を積んでいる。主将のFW鄭大世(33)は「トンネルの時期を粘り強く戦えているのは、成長しているところ。1勝できれば(変わる)」ときっぱり。目指すのは、今季ホーム初勝利のみだ。

【保坂恭子】