J2モンテディオ山形FW中山仁斗が3戦連続無得点のチームに勝利をもたらす。今日13日、アウェーでツエーゲン金沢と対戦。12日は、天童市内で約1時間、シュート練習やミニゲームなどで調整した。

 前節の名古屋戦で、今季J2山口から加入した中山が移籍後初先発。「点を取れなかったが、悪くはなかった」と振り返ったように、攻守で存在感を発揮した。木山隆之監督(45)は「ペナルティーボックスの中で強気にボールを受け、シュートに持って行ける」と、中山のゴールへ向かう姿勢を評価。開幕から前節まで11試合は、FW阪野豊史(26)の1トップだったが、木山監督は「(阪野と中山)それぞれ個性があるが、いい競争をしてほしい」と相乗効果を期待している。昨季は山口でチームトップの11ゴールを記録した。中山は「チームが勝つことが全て。積極的にシュートを打つ」と5試合ぶり勝利へ、先頭に立つ。【林野智】