J2の町田ゼルビアは15日、5月21日の大分トリニータ戦(町田)を「『小学校開校の日』記念マッチデー」と銘打ち、小学生限定で自由席券を1コイン、500円で販売すると発表した。年齢確認、通学の証明ができるものを用意すれば、町田市以外も含め、小学生なら誰でも対象となる。

 試合開催日の5月21日は、1869年(明2)に京都市に、住民が自分たちで開校資金を用意して建てた日本初の近代小学校「上京第二十七番組小学校」が開校したことを記念し「小学校開校の日」と呼ばれている。

 町田ゼルビアは、1977年(昭52)に、町田サッカー協会に所属する小学生たちを選抜して結成された、FC町田トレーニングセンターがルーツとなっている。小学生のサッカークラブが起源となり、子どもたちに夢を与えられる存在を目指すクラブとして、記念の日を多くの人に知ってもらい、子どもたちに喜んでもらうために小学生を対象とした企画を行うことになった。

 ワンコインチケット販売のほか、先着1000人には外れなしの小学生限定特別ガラポンくじも実施。サイン入り公式試合球、選手着用サイン入りスパイク、選手着用サイン入り過去ユニホーム、サイン入りエナメルバッグ、選手ブロマイドなどが当たる。

 町田ゼルビアは、4月15日の横浜FC戦(町田)でも「横浜FC戦特別企画 50歳の方無料招待」を開催。対戦相手の横浜FCのFWカズ(三浦知良)と同い年の来場者に、当日使用できる自由席チケットを無料でプレゼントした。また「新入学の春特別企画 学生服・ランドセル着用者 無料招待」も実施。学生服かランドセルを着用して企画に参加する旨を伝えた来場者にも、自由席チケットをプレゼントした。

 横浜FC戦では、特別企画に奮起したのか1-0で勝ち、ホーム初勝利を挙げた。おもしろくお得な企画を連発する、町田ゼルビアから今季は目が離せない。