川崎フロンターレが鹿島アントラーズに快勝し、暫定ながら3位に浮上した。

 序盤は川崎Fはパスミスが目立ち、鹿島にカウンターからチャンスをつくられていた。前半19分、鹿島FW鈴木優磨(21)のシュートを川崎FのGKチョン・ソンリョン(32)がはじくと、そのこぼれ球をDF車屋紳太郎(25)が拾ってカウンターへ。MF長谷川竜也(23)のシュートのこぼれ球をMF阿部浩之(27)が押し込み先制。阿部はリーグ戦3戦連発となった。前半45分にも川崎Fが加点。次は阿部のシュートのこぼれ球を長谷川が押し込んだ。

 前半を2ー0で折り返すと、後半16分に川崎Fは途中出場のMF登里享平(26)が今季初ゴールを決め勝利に近づいた。鹿島はDF町田浩樹(19)、川崎Fは司令塔のMF大島僚太(24)が負傷交代するアクシデントがあった。

 視察した日本代表ハリルホジッチ(64)は「カワサキはゲームコントロールがうまかった。大島がケガから復帰してまた、どんな状態か分かりませんがケガでないことを祈っている」と話した。