浦和レッズは得点ランク首位のFW興梠慎三(30)が今季2度目のハットトリックを達成した。しかし、まさかの3失点。清水エスパルス相手にホームで痛い引き分け。首位から滑り落ちた。

 興梠は左足→ヘディング→右足の順でゴールを奪った。先制の左足は、何とオーバーヘッド。「体が反応してくれた」と事もなげに言うが、難易度の高いゴールだった。

 今季リーグ得点を11まで伸ばした。得点王へと突っ走っているが「勝ち点を取りこぼしているので悔しい」と2-0からの3-3引き分けという結果に渋い表情。一時は2-3とされた。「まさか引っ繰り返されるとは思っていなかった」。得点感覚に秀でた感性のストライカーにとっても、想定外の展開だったようだ。