柏レイソルが、183センチのFWクリスティアーノ(30)と、Jリーグで最も身長が低い155センチのMF中川寛斗(22)の2ゴールで6連勝を飾った。前半44分、ゴール前で中川と相手DFが足元で競り合ったこぼれ球をクリスティアーノが右足で決めて先制。後半29分には、今度はクリスティアーノが右サイドから上げたクロスを、中川が頭で合わせて追加点を奪った。

 後半9分には、柏MF武富孝介がペナルティーエリア内で倒れ、1度は柏にPKが与えられる判定が出ながら、覆ってジュビロ磐田ボールで再開される珍しい事態も起きた。クリスティアーノは、ゴールの場面については「こぼれてくるのではないかと思っていた」と話した。カウンターから奪った2点目については「(中川)寛斗が走っているのが見えた。完全にグラウンダーのボールだと相手にクリアされるので、相手に触られず、寛斗に届くようなボールを心がけた」と、低い弾道で、中川のプロ初となるヘディングでの得点のアシストを振り返った。また、PKの判定が覆った場面では、PKのキッカーとして、ボールもセットしていたが「ゲームの中では起こり得ること。切り替えてプレーした」と、冷静に話した。