チーム再建を託されたアルビレックス新潟の呂比須監督が初陣で連敗を4で止め、昨年8月20日の福岡戦以来273日ぶりのホームでの白星に導いた。

 コーチ陣と抱き合い「内容は別にして、勝つことをいちばんに考えた。うれしい」と喜びをあらわにした。新潟伝統の前線からのプレスは封印。相手ボールの時は自陣でブロックをつくりカウンターを狙った。プラン通りに後半21分に相手のCKから速攻で攻め込み、MFホニがGKとの1対1を制して得点。練習合流から5日目の指揮官は「選手がよく理解して戦ってくれた」。前節浦和戦の6失点大敗から完封で結果を出した選手をたたえた。