ガンバ大阪が3発快勝で、国内3冠を果たした14年以来、3季ぶりに首位に立った。MF倉田がチーム最多6得点目のゴールで25日の日本代表メンバー発表にアピールした。先制直後の前半37分、DFオ・ジェソクが右から上げたボールに右足を振り抜き、ネットを揺らした。「ミートだけ。後ろが頑張ってつないでくれたし、自分でもやらなあかん意識があった」。4分前のFW長沢のゴールも倉田がドリブルで仕掛けた攻撃から生まれた。「相手もFWに引っ張られて、いい感じで仕掛けられた」と胸を張った。

 3月にW杯予選では初めて代表に招集された。UAE戦で途中出場も、満足できる爪痕は残せていない。「呼ばれたいですけど、選ぶのは向こう」。あっさりした口ぶりと本音は違うはず。夢のW杯はもちろん、6戦無敗と上り調子のG大阪のV奪回へ。「10番」の責任は重みを増していく。