INAC神戸のなでしこジャパンMF京川舞(23)がPKで決勝点を挙げた。後半20分、MF杉田妃からのパスに抜け出して、GKと1対1に。倒されてPKを獲得すると、同21分に自らゴール左隅へ流し込んだ。

 「蹴るまでに間があって『なんだこれは!?』と思ったけれど、サポーターの声が近くで聞こえて、後悔しないように振り抜いた。『サポーターへ届くように』と思って蹴りました」

 昨季からボランチやサイドバックなどを経験し、この日はFWで起用された。本職に戻ってのプレーで「しのさん(FW大野)を左サイドから見ていたので、FWになってまねしてみたり…。(他のポジションでの経験を)吸収して、いろいろ挑戦しています」。首位日テレから貴重な勝ち点3を挙げ「チームが1つになって勝てたことは自信につながる。リーグ優勝を諦めずにやっていきたい」と力を込めた。