セレッソ大阪は26日、スペイン1部の強豪セビリアと行う国際試合(7月17日、ヤンマー)の会見を開いた。セビリアは1890年創設の名門で、今年1月までC大阪MF清武弘嗣(27)が在籍。大阪市内のクラブハウスで会見に出席した清武は「(対戦できることは)素直にうれしい。若い選手には非常にいい機会。試合できることが光栄で、いろんなものを感じてほしい」と話した。

 同試合は、Jリーグの夏季中断期間中に海外の強豪クラブを招き、J1クラブと対戦する「Jリーグ・インターナショナルシリーズ」として開催。日本で世界トップレベルのプレーを目の当たりにできることが最大の魅力だ。

 スイス1部バーゼルに所属経験のある主将のFW柿谷曜一朗(27)は「相手は強いが、どこまで通用するのか試したい。自分としては本気で臨みたい」と気合十分。セビリアは今季スペインリーグで4位に入った世界的な強豪クラブで、清武は「偉大なチーム。勝てるように頑張りたい」と対戦を心待ちにした。現在J1で4位につけるC大阪は、悲願の初優勝のためにも貴重な試合となりそうだ。【実藤健一】