ベガルタ仙台は、途中出場のFWクリスラン(25)が2得点を挙げて、2月25日開幕戦(対札幌)以来約3カ月ぶりにJ1ホーム戦で勝利した。J1ホーム戦の連敗を4で止めた。

 クリスランは、先制された直後の後半21分に途中出場。同38分にPKを決めて、同点に追い付いた。さらに同39分。左サイドのMF永戸からのクロスを、ペナルティーエリア内で走り込んで左足でトラップ。左足でボレーシュートを決めた。

 クリスランは「最初から勝つ気持ちは強かった。自分の中でも興奮している」と喜びを隠せなかった。2点目について、「勝也(永戸)との連係も良くなっている。動き出せば(クロスを)くれると信じていた。いいトラップができた」と振り返った。新潟呂比須監督は「あのトラップは普通じゃない。素晴らしかった」と舌を巻いた。

 同日、クラブから、同じブラジル出身のMFパブロ・ジオゴが移籍期間満了で退団すると発表された。クリスランは「彼のためにもゴールを決めたかった。いつも彼は頑張っていたし、ブラジルに帰っても活躍できると信じている」と語った。