J1横浜F・マリノスは26日、横浜市内で約1時間30分の全体練習を行った。実戦形式の練習では、メンバーを入れ替えながら、約3週間ぶりに再開するリーグ戦の次節清水エスパルス戦に向けて調整した。

 練習後にはオーストラリア代表DFミロシュ・デゲネク(23)が、同代表と日本代表が対戦する、8月31日のW杯ロシア大会アジア最終予選に向けて取材に応じた。その試合で日本は、勝てば18年の本大会出場が決定する。注目度の高さから、オーストラリア代表のメンバー発表前ながら、多くの報道陣が集まった。「W杯はサッカー選手にとっては夢の舞台。(日本戦の)引き分けはまったく考えていない。サッカー選手、国の代表としては常に勝ちに行く」と、アウェーとなる日本戦も勝利にこだわる意気込みを語った。

 6月にオーストラリア代表の主力として、ロシアで行われたコンフェデレーションズ杯に出場して以降、横浜ではコンディション調整などで試合に出場していない。それでも日本の暑さは「オーストラリアでは、日本より暑い気候でも過ごしていたので問題ない」と話す。システムは、横浜では4バックのセンターバックを務め、代表では最近は3バックの一角として出場しているが「常にシンプルにプレーすることを心がけている」と、対人プレーや空中戦で競り負けない、自身の強みを生かすことだけを考えているという。

 「日本でのプレーを幸せに思っているし、続けられればと思っている。日本の文化も知り、人としても成長できていると思う」と、敬意を表する日本戦を心待ちにしている様子だった。