FC東京がDF室屋成(23)の値千金ミドル弾でサンフレッチェ広島を下し、8強進出を決めた。

 第1戦をアウェーで1-0で勝利していたFC東京は、この日は従来の4バックから3バックに変えて臨んだ。序盤から縦に速い攻撃でチャンスをつくり、FW中島翔哉(22)、FW前田遼一(35)が決定的なシュートを放つが惜しくも枠外。サンフレッチェ広島も、ヤン・ヨンソン新監督(57)の初陣で、従来の3バックから4バックに変更。こちらもカウンターから好機をつくるがネットを揺らせず、前半を0-0で折り返した。

 試合が動いたのは後半19分。広島FWフェリペ・シウバ(27)のシュートがゴールバーにはね返された直後、FC東京の室屋が敵陣でボールを奪うと右足一閃(いっせん)。ゴール右上に突き刺さり試合を決めた。