清水エスパルスは、ツインタワーで横浜F・マリノスを崩す。3週間ぶりのリーグ再開戦となる今日29日のアウェー横浜戦では、身長181センチのFW鄭大世(33)と同187センチのFW長谷川悠(30)が今季リーグ戦では初めて2トップを組む可能性が高い。28日は、清水三保グラウンドで最終調整を行った。

 左足首を痛めて別メニュー調整中のFWチアゴ・アウベス(24)に代わり、長谷川がリーグ2戦連続で先発に入る見込みだ。昨季7月に加入して以降ケガに悩まされてきたが、ようやく本調子を取り戻した。「やっといいプレーができるようになった。これからは、どれだけ自分がやれるかが大事」と気合は十分だ。

 12日の天皇杯3回戦いわきFC戦(2-0)で鄭と初めて2トップを組み、勝利。高身長の2人が前線にそろうことで、サイド攻撃やセットプレーも得点力がアップする。一方で、横浜は5月から8戦負けなしと好調をキープ。リーグ最少の15失点と堅守が持ち味だが、鄭大世は「長谷川がいるし、セットプレーもチャンスになると思う。(2人で)守備面の修正もできているので大丈夫」と手応えを口にした。

【保坂恭子】