名古屋グランパスが、FC町田ゼルビアとの接戦に勝利した。

 前半5分、町田DF奥山政幸(24)の右からのクロスが相手DFに当たり軌道が変わり、ペナルティーエリア手前に流れたボールをMF平戸太貴(20)が右足のボレーで合わせ、町田が先制した。

 名古屋は同24分、MFガブリエル・シャビエル(24)からの縦パスを受けたFWシモビッチ(26)が相手DFをかわしてゴール左へ流し込み同点とした。同39分にはシャビエルのFKをDF新井一耀(23)が頭で合わせ、逆転に成功。新井は横浜F・マリノスから移籍後2試合目での初のゴールとなった。同42分には再びFKを獲得し、キッカーはシャビエル。MF青木亮太(21)が頭で合わせ3点目を奪い、名古屋が2点リードで前半を折り返した。

 後半20分、町田は味方からのパスを受けたMF井上裕大(28)が、ペナルティーエリア手前左から強烈なシュートを放ち2点目。同27分にはMF戸高弘貴(25)が相手DFにぶつかりながらゴールを奪い3-3の同点に追いついた。

 後半終了間際の44分、町田のレッドカードの対象がDF深津康太(33)かDF藤井航大(26)かをめぐって一時中断し、結局は平戸が退場となり会場は騒然、そのままロスタイムに突入した。FKを獲得した名古屋はシャビエルがゴール左に突き刺し、4点目を決め、町田との接戦を制した。