ベガルタ仙台渡辺晋監督(43)が16日、新ブラジル人DFビニシウス(22)の“初実戦”を評価した。14日に宮城・石巻で行われたサテライトリーグ広島戦(●0-2)で先発し、前半45分間出場した。「希望としてはもう少しやって欲しかった」と言うが、3バックの中央でのプレーを振り返り、「ポジショニングも的確で、予測も良かった」と語った。

 仙台は2戦連続無失点中だ。これはDF陣の奮闘が大きい。大岩一貴(28)、平岡康裕(31)、増嶋竜也(32)の従来の3バックに加え、成長著しい椎橋慧也(20)もいる。その競争に割って入ろうとしている新外国人は、以前からミニゲームで3バックの中央をこなしていて、「後ろから試合のリズムをつくりたい」と意欲を見せていた。前節広島戦はベンチ入りにとどまったが、19日アウェー・アルビレックス新潟戦で初デビューを飾ってみせる。【秋吉裕介】