セレッソ大阪はFW杉本健勇(24)が前半37分、今季14点目となるゴールで先制した。しかし、後半18分にフリーで放ったヘディングシュートはポストに嫌われるなど追加点を奪えず、逃げ切り寸前でジュビロ磐田に追いつかれた。杉本は「見ていた人は、あのヘディングを決めていたら勝ってたと思うはず。でもスーパーマンじゃないんで、全部は決められない。もちろん(ゴールを)取りたい気持ちはあるけど」と独特の表現で悔しさを示した。

 24日に発表される日本代表の初招集へ、杉本も意識していた。「あのヘディングが左右されるかどうか。でも俺自身は出し切ったしね。もちろん国を背負って戦いたいけど、後は監督が決めることやから」。最近7戦8発。この決定力がハリルホジッチ監督にどう響くか。自身はスペイン移籍も取りざたされるが、海外挑戦と並ぶ日の丸の夢実現へ、朗報を待つ。【実藤健一】