川崎フロンターレは25日、韓国でのアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の試合でサポーターが旭日旗を掲げてアジア・サッカー連盟(AFC)から処分を科された件で、スポーツ仲裁裁判所(CAS)への提訴を断念すると発表した。1年間の執行猶予付きでAFC主催大会のホーム1試合を無観客で開催する処分と罰金1万5千ドル(約165万円)が確定する。

 川崎市内で対応した藁科義弘社長は旭日旗を政治的、差別的と断定されたことを不服とする考えに変わりはないと強調した上で、既にAFC内で上訴が退けられており、CASで処分が覆る可能性が低いとの見通しを明らかにした。