G大阪の日本代表MF井手口陽介(21)が意地の豪快ヘディングシュートを見せた。2点を追う後半36分、途中出場のDF初瀬の右クロスをファーサイドから頭でたたき込んだ。前半44分には得意のミドルシュートで決定機を演出。相手GKの好セーブに阻まれてしまったが、攻守に奮闘した。

 しかし、チームはベスト16で敗退。タイトルを逃し井手口は「1点取っておきたかった。取っていれば流れは変わっていた」とミドルシュートを決めきれなかったことを猛省した。J1は7位に沈み、残るタイトルは現実的にルヴァン杯のみ。中2日でアウェー鹿島アントラーズ戦を迎えるため「切り替えてしっかりやりたい」と前を向いた。