J1横浜F・マリノスは26日、リーグ戦の前節ヴァンフォーレ甲府戦(23日)で負傷し、途中交代していた主将のMF斎藤学(27)が、右膝前十字靱帯(じんたい)損傷で全治8カ月を要すると発表した。今季中の復帰はもちろん、来季開幕も絶望という重傷で、2大会連続のW杯日本代表メンバー入りも絶望的となった。

 斎藤は甲府戦の後半に接触プレーで倒れ込み、その後もプレーを続けたが、自ら交代を申し出て、後半27分で退いていた。帰り際には松葉づえ姿で「歩くのも厳しい」と話していた。

 甲府戦後、練習再開となったこの日は、ピッチには姿を見せず、患部のケアを施して帰路に就いた。エリク・モンバエルツ監督は「学にとっても、チームにとっても痛い。リハビリがうまくいって、少しでも早くピッチに戻ってくることを願っている」と話した。