横浜F・マリノスのMFマルティノス(26)が26日、横浜市内での練習後、差別的行為を受けたことについて報道陣の取材に応じた。

 差別的行為とは、前日25日にクラブを通じて神奈川県警に被害届を提出したことが発表された、SNSでの画像や書き込みのこと。これについて、マルティノスは終始冷静に、思いの丈を語った。

 マルティノス 代理人が見つけて連絡をくれたけど、母も非常に悲しんでいた。誰がやったかは分からないけど、自分だけの問題ではない。これからJリーグを目指して来ようとする(外国人)選手に、悪いイメージを持たれてしまうことが嫌なんだ。そういうことがあるリーグ、国なんだと思われてしまう。今回のことで僕が日本を嫌いになることはまったくない。1人の人間がやっただけのことで、すばらしい国、すばらしい人々という考えは変わらない。自分は強い人間なので、自分だけに攻撃が来るなら構わないけど、こういうことがきっかけで、子どもたちに悪い影響を与えてしまうかもしれないことが心配。もちろん200%、マリノスのサポーターが書いたものではないと思っている。

 クラブも公式ホームページで「横浜F・マリノスは、いかなる差別的な行為も絶対に許すことはありません」と記し、マルティノスを支援する姿勢を全面的に打ち出している。