浦和レッズが、今日18日のACL準決勝の第2戦で、10年ぶりの決勝進出をかけて上海上港(中国)と対戦する。堀孝史監督(50)と“福男”のDF遠藤航(24)は17日、さいたま市内で行われた公式会見に出席した。遠藤は0-2から逆転勝ちした決勝トーナメント1回戦のホームの済州(韓国)戦、1-3から大逆転した準々決勝のホームの川崎F戦、1-1で引き分けた準決勝第1戦の公式会見に出席し、不敗を誇る。今回も“験担ぎ”の意味で出席者に選ばれた。

 今季のACLで続いている不敗神話に遠藤は「気づいてました」と笑った。DF槙野らには「いい流れをつくってるね」と言われたという。「今回で4回目ですから。ここまで来たら、公式会見は全部、自分が出るつもりで。勝てば、ですけど」と、決勝でも大役を買って出ると宣言した。

 過去、ACLでの日本勢は09年の名古屋、13年の柏、15年のG大阪が準決勝の壁に阻まれた。堀監督は「日本の代表として責任を持って戦いたい」と決意を口にした。上海上港とは1次リーグを含めて1勝1分け1敗で、今季4度目の対戦。別メニュー調整のDF森脇に代わって、右サイドバックでの先発が濃厚になった遠藤は「基本的には勝ちにいく。ACLでは、ホームで何かを起こせる期待と、あきらめない気持ちを学んでいる。100%以上の力を出して必ず勝って次に進む」と意気込んでいた。【岩田千代巳】