浦和レッズが、MFラファエル・シルバ(25)の先制ゴールを守りきり、上海上港(中国)を1-0で退けた。

 2戦合計2-1で決勝進出を決め、07年以来10年ぶりの優勝に王手をかけた。

 前半12分、MF柏木陽介(29)左CKをMFラファエル・シルバが頭で合わせて先手を奪った。「遠藤選手の頭の上をボールが越えた時に可能性を感じた。マークを外し、強くミートすることだけ考えた」。ゴール後はベンチに向かって全力疾走。「喜びでとにかく走りたかった。何が起こったか分からないくらい」と試合後も興奮冷めやらぬ様子だった。

 決勝はアルヒラル(サウジアラビア)と11月18日(アウェー)、同25日(ホーム)で対戦する。「重要な進歩はしましたけれど、ファイナルに向けて地に足をつけることが重要。相手のことは、まだ分かっていないが、相手をリスペクトし、自分たちの強いものを出したい。しっかり自信をつなげていきたい」とチーム10年ぶりの優勝を誓った。