ベガルタ仙台は19日、21日のホーム清水エスパルス戦に向け、仙台市内で紅白戦を中心に調整した。

 渡辺晋監督(44)は、降格圏の16位サンフレッチェ広島と勝ち点差2の14位の相手との対決について「シーズン終盤になれば、お互いのチーム状況が生まれる。やりづらさはないが、変に意識してもダメだ」と説いた。

 12位の仙台は、今季これまで清水と公式戦2試合を行い、ともに3点を奪って全勝している。さらに、J1リーグでは14年8月16日のホーム戦から4連勝中と、“お得意様”にしつつある。また、9得点で相手のエースのFW鄭大世(33)が負傷で離脱している。ただ、指揮官は今季2戦を振り返り「たまたま3点入った気がする」と慢心はない。「相手は勝ち点1でも拾いたい心理だと思う。我々は不用意なカウンターを受けないようにしたい」と、今季3度目の対決を見据えた。

 DF角田や二見、GK六反といった、かつてのベガルタ戦士と相見えることになる。「今まで関わってきた選手が活躍しているとうれしい」と笑みを浮かべた一方で「ただ試合になれば別」とも言い切った。