14位清水エスパルスは2試合ぶりの完封で、勝ち点1を積み上げた。

 仙台にボールを回される時間帯が続いたが、守備陣は粘り強く防いだ。前半8分には、ゴール正面からFWチアゴ・アウベス(24)が直接FKで狙ったが、相手DFにクリアされた。後半27分には、ロングボールに抜け出したチアゴ・アウベスがドリブルを仕掛け、シュートを放つもサイドネット。エースFW鄭大世(33)をケガで、攻撃的な左サイドバックDF松原后(21)を出場停止で欠く中、無失点で最低限の結果を手にした。

 前節(14日)ホームで磐田との静岡ダービーに0-3で大敗したショックを引きずらず、しぶとく戦った。

 勝ち点30となり、J2降格圏の16位広島とは勝ち点3差に広がった。小林伸二監督(57)は「失点しなかったことは、我々にとってすごく良かった。選手は90分間戦ってくれた。アウェーでの勝ち点1は次につながる」と選手をたたえた。