浦和レッズとガンバ大阪が3-3で引き分けた。

 台風の影響で強い雨と風の中でキックオフ。前半は0-0で終えたが、後半に大きく試合が動いた。

 序盤からチャンスを作った浦和が先制した。後半5分、MF青木拓矢がドリブルでゴール前に迫り、FW興梠慎三とのパス交換からシュート。GKにはじかれたが、詰めたFWラファエル・シルバが右足でゴール左へ蹴りこんだ。

 G大阪もすぐに反撃に出る。9分、右クロスをFW赤崎秀平が折り返し、FWファン・ウィジョが押し込んだ。

 10分後、勝ち越したのは浦和。ペナルティーエリア付近の左角からラファエル・シルバが右足を振り抜き、ゴール右サイドネットへ突き刺した。

 だが、G大阪が意地を見せる。3分後、右サイドから攻め立て、MF倉田秋が速いクロスをゴール前へ。難しい高さのボールを赤崎がジャンプしながら右足ダイレクトで合わせ、ゴールへたたき込んだ。

 28分、浦和のエース興梠が一発を見舞う。カウンターからドリブルで攻め上がった柏木のスルーパスに反応。DFを背負いながら、右足ダイレクトで飛び出してきたGKの左を射抜く絶妙なシュートで今季20発目。得点ランキングトップに立った。

 試合は決まったかに思えたが、G大阪がすさまじい粘りを見せた。後半ロスタイム、右CKに呉屋大翔が頭で合わせ、MF長沢和輝に当たってゴールへ。土壇場で同点に追いついた。

 その後は浦和が攻勢に出るも、スコアは変わらず。豪雨の激闘は引き分けに終わった。