J1は今日18日に3週間ぶりに再開し、初タイトルを目指す2位川崎フロンターレはガンバ大阪と対戦する。既に第32節を消化した首位鹿島アントラーズとの勝ち点差は7で、敗れれば試合のない鹿島の連覇が決定する。4日のルヴァン杯決勝ではセレッソ大阪に敗れたが、逆転優勝へ望みをつなぐ。残留争いも佳境で、15位甲府が18位新潟に勝ち、17位大宮が仙台に敗れれば、新潟と大宮の降格が決まる。

 5試合ぶりの先発が濃厚な川崎FのMF阿部が勝利への執念を口にした。右膝痛から戦列復帰したルヴァン杯決勝では10分プレーし「点が取れなかったことがすべて」と猛省。負ければ終戦の一戦に「今までやってきたことが間違ってなかったと示さなあかん。しぶとく食らいつきたい」と力を込め「勝って(鹿島に)少しでもプレッシャーをかけられれば」と話した。今季は自己最多9得点を挙げ、古巣のG大阪時代を含め得点した試合は19勝3分けと負け知らず。初の2桁得点へ「チームの勝ちにつながる点であればうれしい」と貪欲だった。