逆転ACLを狙うジュビロ磐田が、大一番に臨む。17日は、磐田大久保グラウンドで今日18日のアウェー柏レイソル戦に向けて最終調整。名波浩監督(44)は「一番大事な試合。取れたら大きいし、負けて上位と差が広がれば、ほぼノーチャンスになる」と分析した。MF中村俊輔(39)も「中断明けで、開始10~15分でスイッチを入れられるか。残り3試合を1セットと考えた時、最初の試合で悔いがないようにしたい」と言った。

 順位は6位。勝ち点1差で4位の柏に勝つために、名波監督は、右DF桜内渚(28)と左DF小川大貴(26)の2人をキーマンに指名した。「サイドの攻防で相手は『前へ前へ』と来る。そこをどれだけ踏ん張って、相手の運動量が落ちた時に空いたスペースを突けるかが鍵になる」。リーグ最少29失点の堅守から勝機を見いだす構えだ。

 混とんとするACL出場権獲得争い。圏内3位C大阪から6位磐田までの勝ち点差は3だ。J1残留争いで苦しんだあの時から1年。今季も全力で目標達成に突き進む。【前田和哉】