湘南ベルマーレが、後半15分のFW山田直輝(27)の同点弾で、辛くも町田ゼルビアに引き分け、今季最終戦を終えた。

 先制したのは町田だった。9月2日のロアッソ熊本戦以降、前節12日のレノファ山口戦まで7分け3敗と10試合、未勝利が続く中、序盤から湘南を押し込んだ。相手のファウルで左サイドで得たFKを、MF平戸太貴(20)がMF中島裕希(33)の足元に送ると、中島がDF山根視来を背負いながらターンしてかわし、右足でゴール右隅に決めた。

 湘南の曹貴裁監督(48)は前半41分、山根に替えてMF藤田征也(30)を、後半10分にMF斉藤未月に替えてFW端戸仁(27)と、次々と交代のカードを切った。すると同15分、左サイド深くでパスを受けた端戸が、キックフェイントを2度、かけて中央に折り返すと、走り込んだ山田直輝が右足でゴールに決めて同点とした。

 その後は互いに攻め合ったものの、最後までゴールを割ることが出来なかった。