アジア王者の浦和レッズは開催国枠のアルジャジーラに敗れ、5位決定戦に回ることになった。

 警戒していたカウンターでやられた。攻勢に出ていた後半7分、中央付近でボールを奪われると、相手エースFWマブフートにスルーパスに反応された。DF槙野智章が必死に追いすがるも、追い切れずに決められた。結局これが痛恨となり、準決勝進出はならず。試合終了と同時にピッチに倒れ込んだ槙野は「ここまで(ACLで)いい結果を残してきた中でもったいない。悔いが残る」と眉間にしわをよせた。

 UAE代表のマブフートは昨季リーグ戦で34得点をマークした大黒柱。槙野は試合前日に「彼を抑えるのが仕事」と腹をくくっていた。うまく封じていたが、1回のチャンスでしてやられた。「失い方がよくなかったシーンもあった。このステージ(準々決勝)で負けるというのは」と、うつむきながら話した。

 勝てば欧州王者Rマドリードとの対戦が待っていただけに、悔しさは募る。「非常に楽しみにしていた。(結果は)受け入れがたい」と気持ちの整理がついていない様子だった。