ベガルタ仙台の渡辺晋監督(44)が、サッカーの研修を目的に、17日からスペインへ出発する。

 今季、スペインリーグで2位につけているバレンシアの練習を視察する。イタリア代表FWシモーネ・ザザとスペイン代表ロドリゴの強力2トップを擁し、現在レアル・マドリードを上回る成績を残す中堅クラブのメソッドを約5日間の視察で学び取る。渡辺監督は「街の規模とクラブの特色の関係などサッカー文化を体感したい。練習から試合までの流れを視察し何か発見できるものがあれば」と話した。

 昨オフもブンデスリーガとイングランド・プレミアリーグのクラブを視察しており、今年も欧州へ足を運んでチーム作りに生かしたい考えだ。クリスマスイブに聖地メスタージャスタジアムで行われるビジャレアル戦を観戦し帰国する予定だ。