清水エスパルスで今季主将を務めたFW鄭大世(33)が11日、静岡市内で契約更改交渉に臨み、来季への意気込みを語った。今後は代理人を通じ、細部の交渉を進めていく。

 今季はエースと主将の両看板を背負い、チームトップの10得点を挙げた。一方で、8月に左ヒラメ筋肉離れ、10月には右ひざ内側側副靱帯(じんたい)損傷と2度の離脱を経験。プレーでチームに貢献できない悔しさも感じ「今年は最低限の結果だったと思う」と振り返った。プロでは初の主将に就任し、チームをまとめる楽しさと、苦労の両方を味わった。「J1残留もできたことで、人間的に成長できたと思う。これはキャプテンをやらなければ、分からなかった」と話した。清水で4年目となる来季に向けて「僕の年俸から考えたら、15点は取らないといけない」と目標を掲げた。【保坂恭子】