浦和レッズはアフリカ王者カサブランカに勝ち、大会を5位で終えて賞金150万ドルを獲得した。

 前半からボール支配率61%と、試合を支配して攻めた。豪快な先制弾はDFマウリシオの右足から生まれた。前半18分、MF青木拓矢の横パスを受けると、ゴールまで約30メートルのところからミドルシュート。右上隅にたたき込んだ。

 その後セットプレーから同点とされたものの、5分でふたたび勝ち越す。左サイドを突破したMFラファエル・シルバが敵陣深くからやわらかく浮かせたクロスを送ると、遠い場所にFM柏木陽介が走り込んだ。滑り込みながら懸命に左足を伸ばし、ゴール右隅をとらえた。

 後半15分にマウリシオが2点目を決め、勝負を決定づけた。後半ロスタイムにビデオ判定でPKを許し決められたものの、反撃をしのぎきった。

 欧州王者Rマドリードとの対戦は実現できなかったものの、今季最終戦を勝利で飾った。柏木は「いい試合をして終われたことは満足している。走りきったしいいプレーができた。これから毎年なにかしらタイトルがとれるチームにならないといけない」と来季を見据えた。