J3長野パルセイロ入りが内定しているびわこ成蹊スポーツ大のエースFW堂安憂(22)が、8強入りに貢献した。シュートは1本に終わったが、豊富な運動量を生かして攻守に走り回った。後半には右クロスに絶妙な抜け出しで飛び込む点取り屋の嗅覚の良さを見せた。

 前ガンバ大阪でオランダ1部フローニンゲンで活躍するMF堂安律の兄。この日は、長野の浅野監督や美濃部GMも観戦に訪れた。憂は「(監督の観戦に)意識はしていなかった。でも点を取りたかった」と悔しそうな表情。だが、すぐに切り替え「次、できれば点をとって勝利に導けたらいい。目標はもちろん日本一」と、闘志を燃やした。

 3年ぶり3度目の出場の同大学は18日に法大と4強を懸けて戦う。