J1ヴィッセル神戸の元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキが、23日付のドイツ紙ケルナー・シュタットアンツァイガーに掲載されたインタビュー記事で、日本のスタジアムやサポーターの応援などを高く評価した一方で「Jリーグがどこに向かおうとしているのか分からない。日本代表も低迷している」と感想を述べた。

 ワールドカップ(W杯)3大会連続出場を誇る32歳のストライカーはJリーグの課題を「マーケティングがうまくいっていない」と紹介。J1浦和レッズがアジア制覇を果たしても新聞での露出は低かったと指摘し、日独でのサッカーへの関心度の違いに驚きを示した。神戸には「外国人獲得よりも日本人選手を育成すべきと忠告した」という。

 「人々が温かく、清潔で安全」と、日本での生活は「本当に居心地がいい」と満足の様子。相撲も観戦し「伝統が引き継がれているのは素晴らしい」と言及した。現在は左脚の治療のためにドイツに帰国中で、23日の天皇杯準決勝は欠場した。