今季J1復帰の名古屋グランパスが14日、名古屋市内で新体制の発表会を行った。サポーター参加の形で新加入6選手もお披露目。元ブラジル代表FWジョー(30)は「ゴールをいっぱいとることが自分の仕事」と、身長191センチの大型ストライカーは力強く宣言した。

 移籍金15億円、複数年契約の年俸4億円(金額は推定)。昨季はブラジルのコリンチャンスで18得点を挙げて全国選手権優勝に貢献し、得点王とMVPも獲得した。かつて「戦車」と呼ばれた男は「日本のサッカーはスピード、技術のレベルが高い。早く慣れて貢献したい」と謙虚だった。

 「新戦力はいろんな意味で化学反応を起こしてほしい」と風間監督。名古屋のジョーも「あらゆるタイトルを目指す」と呼応した。この日、オーストラリア代表歴のあるGKランゲラック(29)の獲得も発表した新生名古屋が、台風の目になりそうだ。【実藤健一】