ヴィッセル神戸は17日、7年ぶりに阪神・淡路大震災が発生した節目の日に神戸市内で始動した。

 ミーティングでは吉田監督が、自ら編集した震災当時や昨季の映像を選手に見せた。練習前には約350人のサポーターとともに犠牲者に黙とう。滝川二高3年時に兵庫・川西市の実家で被災した指揮官は「忘れてはならない日。サッカーができることに感謝しないといけない」。左足の負傷から復帰した元ドイツ代表FWポドルスキも「神戸にとっても日本にとっても大変な日だったことは知っている。この場に立ち会えたことは感慨深い」と神妙な面持ちだった。