昨季のJ1で初優勝した川崎フロンターレが21日、川崎市内で新体制を発表し、横浜F・マリノスから移籍した27歳のMF斎藤学は「ここで4冠を目指したい。脚を治して貢献し、大きく成長したい」と抱負を述べた。ワールドカップ(W杯)ロシア大会メンバー入りも狙い、右膝の大けがのリハビリに励んでいる。背番号は37。

 FC東京から2年ぶりに復帰の35歳、FW大久保嘉人は背番号4に決まった。過去に3年連続で得点王を取った古巣で復活を期し「一度(移籍で)出て、やっぱり好きだと感じた。自分もタイトルを取りたい」と話すと、温かな声援で迎えられた。

 FW赤崎やMF下田、鈴木ら即戦力も加え、複数タイトルを狙える戦力がそろった。鬼木監督は「王者としてスタートするが、あくまで挑戦者。一瞬一瞬、一日一日を大事に最強のチームをつくりたい」と意気込んだ。