FC東京が横浜F・マリノスに敗れた。主力組が前日17日のプレシーズンマッチに出場した中、東京の16歳FW久保建英が躍動。前半4分にカウンターでセンターサークルから持ち上がってからFW永井謙佑にパスを通し、FW富樫敬真の先制ゴールの起点に。そこから4失点したが、3点を追う後半5分に左足で今季の対外試合4点目をマークした。

 同25分のPKも獲得(キッカーはMFリッピ・ヴェローゾ)するなど全3得点に絡んだが「今日は負けたので」と笑顔なし。ただ、前日は後半33分からの途中出場でシュート0本だったが、この日はフル出場で同6本と攻撃の中心になり「昨日よりは自分を出せた。勝負できている」と一定の手応えをつかんだ。

 横浜はFWウーゴ・ヴィエイラがPKを含む2得点でアピール。MF吉尾海夏(かいな)も続き、前半19分から25分の間に一挙3点を奪った。後半4分にはMF遠藤渓太も決め、勝利を収めた。

 両チーム監督のコメントは以下の通り。

 東京長谷川監督「後半は内容が上向いて良かった。(システム変更して久保を2トップからトップ下に配置転換するなど采配が当たり)東京では初めて試したが、フィッカデンティ監督時代に3ボランチをやっていたこともあり、免疫力がある。選手は可能性を感じさせてくれた。開幕に向けて、ボールを奪った後の展開を突き詰めていきたい」

 横浜ポステコグルー監督「3-1だった前半は特に自分たちのサッカーができていた。キープできて、どんどん前に進入して、ハードワークもしてくれた。守備も良かった。後半はあまり良くなかったが、ほとんどの選手を90分間プレーさせられたことが大きい。大きなけがもなく、開幕を迎えられる」

 東京は24日にホームで浦和レッズと、横浜は25日にアウェーでセレッソ大阪との開幕戦を迎える。