Jリーグ発足26年目で史上初の金曜開幕となったJ1開幕戦で、サガン鳥栖の東京五輪世代のFW田川享介(19)が自ら奪ったPKを決めて「開幕1号」で先制した。

 終盤に追いつかれ同点にされたが「バスが到着した時から実感がわき、アドレナリンが出て興奮した」と燃えていた。

 実はこの日、マッシモ・フィッカデンティ監督(50)がインフルエンザの影響で指揮を執れずコンカ・コーチ(53)が代役を務めた。しかもスタメン濃厚だったFWビクトル・イバルボ(27)がコンディション不良で欠場するハンディに襲われた。結果的に引き分けたが田川は後半25分の交代まで走り続けた。

 3月3日の第2節はJ1初昇格のV・ファーレン長崎との九州ダービーだが「J1の力を示したい」と意気込んだ。